こちらはアールヌーボー期を代表する芸術家エミール・ガレにより1900年代初頭に制作された芙蓉文花器となります。ガレが手掛けた数ある作品の中でも、エミール・ガレの真骨頂とも言うべきカメオ彫りと被せガラスの技術が余すこと無く用いられており、朝と夜とで表情を変える繊細な色彩を持つ素晴らしい作品となっております。母体は白濁のガラスにピンク、黄緑等の多色硝子を重ねて成形され、透き通るような黄緑色の硝子をカメオ状に施した上で、酸化腐蝕彫りによるエッチングとアシッドによって悠々とした芙蓉の花が花器全体に繊細に彫刻されています。奥行きのある淡い色相で彩られた本作には、ガレ特有の高い制作技術と美意識が凝縮されています。光の当たり方によっても様々な表情を見せる、ガレならではのとても優雅な作品です。花器側面にはガレの陽刻サインが御座います。100年以上前の大変古い作品となりますが、経年による擦れや内部の汚れ等は少々見受けられるもののその他目立つ傷や欠け等はなく、アンティークとしてとても良いコンディションです。その他、花器上部が若干研磨されたような形跡が御座います。こちらは出品中の1点限りとなります。売り切れ次第終了となりますので、お探しの方は大変貴重なこの機会をお見逃し御座いませんよう、ご検討頂ければ幸いです。エミールガレが生み出したアールヌーボー様式の素晴らしい逸品を是非お手元でご堪能下さい。詳細情報サイズ高さ:約23.4cm最大幅:約12cm (口径:約5.7cm)技法 多色多層被せガラス、酸化腐蝕彫り年代 1890年~1904年
商品の情報
カテゴリー | その他 > アンティーク/コレクション > 工芸品 |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |