使われていた硯ですが、みにすた流の硯チューニング(墨池墨堂の作り直し)した名人硯です。名人硯という名前は変ですが、他に名付けようがなかったので、そうしました。作家は名人だった崎川羊堂。こんな硯が作れる人なんて、もういないです。芸術をやっている方なら、見れば多少伝わるでしょうね。海鳥表現と配置の妙。波の表現力。水面の月に見立てた墨池墨堂。毒々しい唐硯とは異なる、空間を活かす日本的な意匠。硯屋観点でいえば、海鳥のノミの切れ。特に海鳥と海鳥の間の切れが抜群に素晴らしいです。波の彫の鮮やかさ。滅多に見れない素晴らしい切れがあります。崎川羊堂。宮内庁硯師の内海羊石の孫弟子。簡単にいえばどちらも名人。その間にいる原口梅羊、もこれまた名人。人間国宝級だった堀尾卓司の師匠。 という日本の硯の系譜そのままの人。時期は 明治末期~大正中期。石は雄勝石。それでこんなのよく彫れるな、って感じです。想像もつかないレベルのノミ捌きです。崎川羊堂の前期になるので、彼の技術は後期に更にあがります。(が、その頃には、この石では硯を作っていないのと、こんな感じ美術工芸品みたいなのは作っていないですね。後期は硯1枚制作する時間を決めていたんだと思います。)これは美術工芸品として作られていた硯だと思います。墨堂にも漆が塗られていました。その状態で使われていたので、硯が結構硯が墨で汚れていて、墨池墨堂は作り直しています。硯全体の宿墨もかなり落とせていると思いますが、硯の左側の黒い部分、塗料が塗られているので、落ちません。硯オタクの私から見ると、惚れ惚れする日本のお宝です。サイズ:18.0×12.2×2.0cm重量:1kg超(1.3kg程度)*墨と同梱であれば墨を400円/本お値引きしてます。*発送は全て輸送補償のあるメルカリ便を使用しています。#みにすた硯(感動硯)↑硯の一覧をはこちらをクリックください。販売中のみ表示にチェックをつけると、より見やすいです。チューニング:墨おり、墨色、墨の伸びを良くして、よい字・画が書ける様にする整備の事です。私の硯を使って、字が上手くなった気がするとよく言われます。書 書道具 墨硯 スズリ すずりかな 仮名 漢字 水墨画 日本画 墨絵 絵手紙 端渓硯
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > 美術品 > 書 |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |