18世紀、イギリス・ウエッジウッドが開発したジャスパー・ウエアはヨーロッパ全土でジャスパー旋風を巻き起こしました。当時マイセン(Meissen)も、ジャスパー・ウエアの模作やクリーム色の釉薬を施した磁器を試作・開発して、ウェッジウッドの勢いに押されまいとする追従策が取られました。こちらの商品は、その時期に制作されたマイセンの中でも非常に珍しい作品です。1).白磁の上に人物の活動模様の白磁片を貼り付けたビスク焼き(Bisque)の作品です。ビスク焼きとは、釉薬をかけず素焼きした磁器のことです。デザインは、当時の流行のネオクラッシック・スタイルです。線的で平面的、器形も絵のモチーフもギリシア・ローマ時代を模範としています 2).白磁の上に金彩のみで見事な文様が描かれています。 釉の上でなく白磁体、その上に金彩を施しているため密着性が良く、金の剥離は全く見られません。カップ、ソーサー中央部に描かれた金彩菊文様が見事です。3).窯印はよく知られた染付の双剣マークでなく、三角形の中に双剣が刻まれています。 このマークは、1766-1774年の極短い期間のみに使用されました。------------------------------------------------------■商品サイズカップ 高さ4.5cm(ハンドル含めると5.6cm)径7.6cm ソーサー 高さ2.7cm 径13.7cm ■制作年代1766-1774年■商品の状態カップ内面に小さな窯傷がありますが、欠け、割れ、絵付けの剥離など全く無く良好です。---------------------------- ※本品は、新品ではありませんので、経年や保管時に伴う仔細なスレ、汚れ等はご容赦下さい。アンティーク、ヴィンテージ品に理解のある方にご購入いただければ幸いです。
商品の情報
カテゴリー | インテリア・住まい・小物 > キッチン/食器 > 食器 |
ブランド | マイセン |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |