ボストン・ヒップホップ・シーンを牽引する首領ラッパー Edo.Gが、ヒップホップ・プロデューサーの2大巨頭、DJ PremierとPete Rockとのタッグでリリースした楽曲から自身のフェイバリット各2曲をチョイスし、更に各インスト・バージョンも搭載してスペシャルEP化!ジャケットのアートワークは『De La Soul Is Dead』を手掛けたことでも知られるJoe Buckで、ボクシングのビンテージ・ポスターから着想を得たデザインもナイス! 試合開始の「Round 1」となる2トラック、DJ Premierプロデュースの"Sayin Something"とPete Rockプロデュースの"Situations"は、両曲とも2001年リリースのアルバム『The Truth Hurts』からの抜粋で、プリモはGang Starrの名盤『Moment Of Truth』の流れを組んだスリリングなビート、かたやソウルブラザー Pete Rockはアルバム『Soul Survivor』に通ずる哀愁感溢れるダスティーなトラック。
続く「Round 2」のプリモ・ワーク"Fastlane"は、2011年の『A Face In The Crowd』の冒頭を飾ったイントロのギター・ループが印象的な硬派トラック。迎え撃つPete Rockワークの"Make Music"は、2014年の『After All These Years』からのカットで、得意のネタ感溢れるメロウ・ワンループが光る名曲。 長年に渡りヒップホップ・ゲームをサバイブしてきた2大プロデューサーとベテランMCとの阿吽の呼吸、いずれも甲乙つけがたい歴史に残る名ジョイント。果たして軍配はどちらに?