#しっぽのお人形おっとりとした美しいお嬢さま。乳母日傘で大事に大事に育てられた深層のご令嬢の佇まいです。指の表情も豊かな上手の子です。それもそのはず、胴紙の「昭玉斎」は、かの桜国(櫻國)の別号と考えられているからです。同じお顔でこの二つの銘が記された市松さんが幾人も見つかっているので、市松世界に詳しい人たちの間では自然とそんな風に言い習わされてきました。特徴はふっくらと丸みを帯びたお顔に柔和な眼差し、そしてほおの赤みなどです。お迎えした時から傷みがありましたので、オリジナルを損なわない範囲で修復して頂きました。1、両腕が抜けそうになっていました(写真6)→古布縮緬で繋ぎ直し、もともと腕に入っていた綿もそのまま戻して頂きました。腕が張って飾りばえがします。2、髪に浮きがありました→貼り直しではなく浮き部分のみ補強して頂きました。髪はオリジナルでたっぷりあります。私の方で調髪もしましたので艶やかです。3、頬紅と口紅をさして頂きました。唇の脇に小さな傷みがありますが、お顔が変わるといけないので色足しなどはせずオリジナルのままにしてあります。4、着物と半襦袢、腰巻き(すべて古布 正絹)にアイロンをかけました。着物はアンティークで、主に裾のあたりに時代感があります。袷仕立てで、八掛けには縮緬が使われています)。状態は写真でご確認くださいませ。帯は私の方で新しく縫いました。大正期のぽってりした縮緬を縫い合わせたもので、尺もたっぷりありますので二重に巻いて飾り結びができます。文庫結びにしたので本来は不要なのですが、差し色に赤い帯揚げと帯締めを添えました。この差し色で、紫の帯がうまく調和したと思います。古い着物の裾についていたリボンで花かんざしを作りました。ご希望でしたらこちらを旅のお供に差し上げます。こはぜの付いた立派な足袋をはいています。立ち姿がきれいなのでドールスタンドなどを用いて飾って頂くと見ごたえがすると思いますが、お座りもできますのでお好みでどうぞ。#市松人形 #日本人形 #人形アンティークドールビスクドールサクラビスク光龍斎桜国東光
商品の情報
カテゴリー | その他 > アンティーク/コレクション > 工芸品 |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |