フランスの田舎で見つけたルイ15世様式のキャビネットです。1950年代頃。オーク材。上下段ともに鍵を取っ手として使用します。※上下段ともに施錠も可。ヨーロッパの伝統“ロココ“スタイルが美しいキャビネット。ロココ(Rococo)とは、主に宮廷建築で用いられた後期バロック建築の傾向を指すもので、独立した建築様式ではありませんが、その室内装飾に特徴があり、ヨーロッパのバロック建築最盛期の後、18世紀フランスに始まり各国に伝わりました。ルイ15世様式(ルイ・カーンズ スタイル)は、18世紀中頃フランスで用いられた装飾様式で、バロック様式以前、(ルイ14世は「太陽王」と呼ばれ栄華を極めていた貴族社会の影響もあり)荘厳で華やかなデザインが多く使われていたのに対し、自由で軽快なスタイルのロココ様式に変わったのが特徴的です。しかし、ルイ14世様式から受け継がれたせいもあり、華やかさや荘厳さが少し残っていて曲線的なモチーフやシノワズリ的な要素も加わっています。当時の状態を維持した貴重なキャビネット。大型で重量もありますので、空間の主役としてぴったりです。脚部はカブリオールレッグ(猫脚)になっていて、高級感があります。カブリオールレッグとは、動物の脚をモチーフにした、曲線の脚のことで、一般に猫脚と訳されます。猫脚は、四脚の哺乳動物の脚を基本デザインとしたスタイルのことで、先端は曲線か丸く膨らみ、爪がついているものもあります。キッチンでの食器棚としてのご利用はもちろん、大切なコレクションの収納用としてや、店舗什器としてもぴったりな一品ですね。本体は上下段で分割不可となりますので、搬入時サイズを考慮して設置場所のご検討をお願い致します。経年劣化による汚れ、キズ、錆び、木部割れ、剥げ、染み等ございます。上記ご理解の上でご購入をお願いいたします。○サイズ○H:約189cm×W:約125cm×D:約45cm(上段)H:約42/42/24cm×W:約97cm×D:約30cm※棚板取り外し可。(下段)H:約22/20cm×W:約117cm×D:約37cm※棚板取り外し可。※多少の誤差は悪しからずご了承ください。
商品の情報
カテゴリー | インテリア・住まい・小物 > 収納家具 > リビング収納 |
商品の状態 | 傷や汚れあり |