大徳寺如意庵の立花大亀老師の堂々とした横物掛け軸です。関南北東西活路通大徳寺開山の大燈国師 投機の偈より一回雲関を透過し了り、南北東西活路通ず。夕処朝遊 賓主没し、脚頭脚底 清風を起こすが出典です。雲関とは碧巌録』第八則「翠巌眉毛」に出てくる語で、古来より禅門では大変透過するのが難しいとされる「雲門の関」の公案のことです。翠巌和尚は修行者達に言います。「今日までお前さん達のために説法してきた。間違った説法や説きすぎると罰が当たって、眉毛が抜け落ちるというがどうだ、このわしの眉毛はまだ落ちてはいないか?」その問に修行者たちがいろいろ答えますが雲門文偃は、「関」と答えました。さて難問の答えに難問で答えるまさしく禅問答ですが。とにもかくにも この関所を3年がかりで通りぬけた大燈国師がその境地を表したのがこの 一たび雲関を透過し了り、南北東西活路通ず、、、なのです。今の時代に有り難いお言葉でもありますね。本当はお茶会で使ってみたかったのですが、季節と道具のとりあわせにこだわって未使用です。掛け軸の長さ126センチ幅62.5センチ本紙の縦32.3センチ幅60センチ一文字は宝尽くし紋様金襴で表装全体に落ち着きと風格がありまはす。
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > 美術品 > 書 |
商品の状態 | 新品、未使用 |